コジコジのモラトリアム日誌

私はいつだって迷ってばかりだけど、遠回りしたからこそ見えた景色がありました。このブログはそんな私の成長記録です。

就活辞めました。田舎でフリーアルバイターになります!

こんにちは。千葉県出身の大学4年生コジコジです。

4年生になると必ず聞かれる質問があります。

「就職決まったの?」

この質問に対して私は、堂々と答えることができませんでした。

 

なぜって?それは、周りの友達がどんどん進路を決めていく中で、私は一人、決断をできずに取り残されてしまったからです。

 

では、「やりたいことがなかったのか」と聞かれると、そうではありません。

やりたいことが就職とは別の場所にあったから、決断できなかったのです。

「それだったら、そのやりたいこととやらをやればいいじゃないか」そんな声が聞こえてきそうです。

そうですね。そんなふうにシンプルに考えられればあんなに悩まずに済んだのかもしれません。

 

しかし、当時の私は、「何をしたいか」より、「何をすべきか」を重視し、多くの人に意見を求めました。

自分にとって最も有利な選択をしようと躍起になっていたのです。

 

当時の私は、よく周りの人にこんな質問をしていました。

 

「私は地域と関わる仕事がしたいです。でもなかなか見つかりません。どうすればいいですか?」

「新卒で地域おこし協力隊になるのってどう思いますか?」

「就職活動はやっているのですが、どれもピンと来なくてもやもやしています。どうすればいいと思いますか?」

「就職と田舎暮らしのインターンどちらにすべきだと思いますか?」

 

私はこのような質問を、都会と地域を繋げる仕事をしている方や、地域おこし協力隊の方にしてきました。

それに対する返答としては、「まずは就職して、ある程度を力をつけてから地域おこし協力隊になったり、自分がやりたい活動したりすればいいと思うよ」や「やりたいことが今あるならそれをやればいいんじゃない?」という回答でした。

 

そのような意見を聞く中で、「就職」「田舎暮らしのインターン」「地域おこし協力隊」「ファームステイをする旅」などいくつかの選択肢が頭の中でぐるぐる回り、何を選択すべきかわからなくなっていました。

このような悩みって無意味じゃないですか?

確かに一生懸命考えています。

しかし、この思考って、いつまでたっても前に進まないんです。

 

ではどうやって考えたらいいか整理していきましょう。

まずは、軸!私が生きる上で最も大切にしたい軸を明確にしましょう。

私の軸

 1.「どこでも生きていける人間になりたい

 2.「必要なものは自分で調達できる人間になりたい

 

次にこの軸についてもう少し掘り下げていきましょう。

 

まず、抽象的な言葉を具体的にしていきます。

Q1どこでも生きていける人間ってなに?

A1.1どんな人ともどんな場所でもうまくやっていける人間力

   2場所にとらわれない働き方ができるようになりたい。

Q2必要なものってなに?

A2食料、電気など生きていくうえで欠かせないもの

 

では次に、それが可能か、可能ならばどのようにしたらそれが達成できるのかを考えていきましょう。

 

A1.1これまで沖縄や茨城、北海道で共同生活をし、また遊びに行ける拠点づくりができたので、目標に向けて着々と進んでいると言えるでしょう。

 

AI.2ハードルが高いような気がします。

場所にとらわれない生き方というのは、web関係の仕事やライター、手に職を持っている料理人や美容師などでしょうか。

「私には無理じゃない?」いや、ちょっと待って。もう少し考えてみましょう。

 

私が求めている場所にとらわれない生き方とはどの程度のものか、もう少し掘り下げましょう。

1.常に移動していたい

2ずっと同じ仕事は嫌だから色んな場所で、色んな仕事をしてみたい

1は難易度高そうですね。

2はどうですか。できそうじゃないですか。

それでは2.についてもう少し詳しく考えていきましょう。

 

2は正社員として雇われるとなるとできませんが、フリーアルバイターならできそうですね。

 「フリーアルバイターになりたい」というと「正社員にしなさい」と多くの人々に言われますが、自分にとって何が本当に大切かで結論は違ってくるのではないかと思います。

 

収入や安定性の面から見たら、正社員の方が良いのは明らかです。

自由度も、正社員の方が休みの日をきちんと確保された上で一定の収入を得られますから正社員の方が高いと言えるかもしれません。

損得で考えたら正社員の方が良いかもしれませんが、長い間同じ場所で働こうと思っていない私が、正社員として雇ってもらうのはなんだか失礼な気がします。

 

A2食料、電気など生活で必要なものの自給

これも難しそうですね。

野菜作りや米づくり、発電の仕方など全く知識のない私には難しいような気がします。難しいから少しずつやっていきましょう。

死ぬまでにできればいいかなくらいのゆるい感じで。

では、そこに近づくために何をすればよいでしょうか。

 

最初は野菜作りから始めようと思います。野菜づくりを学ぶためには何をすればいいでしょうか。

1.就農する 

2.農業の学校に行く

3.自分でやってみる。

4研修生になる 

 

1フリーアルバイターに憧れる私にとって、休みの少ない農家で長く働くことは好ましくありません。

2農業の学校に行くお金はありません。

3農業のスキルなんてない。

4無料の研修制度ならできそうですね。

 しかしその間収入が入らないのは困ります。

 

ずいぶん長くなってしまいましたが、熟考した結果、自分がなりたい像を実現するために、就職という選択肢をとる必要はありませんでした。

私は、田舎暮らしに興味があり、その上長い間同じ企業で働きたくない。

そこで出た結論が、田舎でフリーアルバイターなる。

 

田舎には仕事がないと言われますが、それは違います。

正社員としての雇用は少ないかも知れませんが、野菜の収穫などの一定期間の仕事はあります

それをいくつか組み合わせれば生活できるかもしれません。

それをしながら生活力を向上させ、自分のなりたい姿に近づくことができるのではないでしょうか。

加えて、田舎は都会より生活コストが低いので、フリーアルバイターをやるなら田舎の方が好都合です。

4月からの一年間はそれを検証する期間にします。

 

「就活決まったの?」と聞かれたら今なら堂々とこう答えます。

フリーアルバイターになります!

 

次回からは田舎でフリーアルバイターになるまでの準備について書きます。

以上